こんにちわ。
先日は8年間引きこもっている青年とそのご両親のカウンセリングに行って
きました。
色々と話を伺っている中で、最近よく感じることが「人間関係における
すれ違い」これは本当に何ともいえない気持ちになってしまいます。
引きこもりの子供を持つ親子関係によくあるパターンとして、
お母さんは、息子に対する深い愛情をもっています。
息子も母に対して、もちろん愛情を感じています。
このように本来なら美しい親子愛が存在しているので、親子関係もうまく
いくはずなのですが、お母さんは子供がなぜ引きこもってしまったのか理解
できず、また息子も自分が引きこもってしまったことに対して自信をなくし、
自己嫌悪になってしまうことで、お互い苦しんでいます。
それでは、なぜ本来愛し合っているはずの2人が人間関係に苦しむことになる
のでしょうか?
これは引きこもりに限らず、夫婦や恋人、上司と部下、普通の親子関係など
様々な人間関係でも見られることなので、今回はこのあたりのことを詳しく
みていこうと思います。
まず先程の例でいうと、お互いが愛し合っていることは事実です。
しかし、その愛情を伝える段階で、実は変化が起こっています。
お母さんの場合、心の中では子供のことを愛しています。
そして、愛しているという感情を言葉で表現する前に、実はその感情をある
「フィルター」に通しています。
そのフィルターとは、ネガティブな感情や自分のエゴであったり、固定観念、
世間体などといわれているものです。
例えば、立派な大人に成長して欲しいという母の愛情も、「なんとか成績
優秀で少しでも見栄えのする大学や企業に就職して欲しい」という自分の
エゴのフィルターを通ってしまうことで、子供の意思より世間体を気にした
発言に変化してしまいます。
「幼なじみの○○君は○○大学に入ったんだって」
「こんなことでどうするの?もっと頑張りなさい!」などなど。
このように過度の親の期待やエゴを子供に強要してしまうと、それに応える
ことができなくなった子供はどんどん自信を失い、自己嫌悪になってしまい
がちです。
すると、子供はお母さんのことを愛してはいるけど、今度はその愛情が自己
嫌悪というフィルターを通ることになります。
するとこれ以上自分を傷つけないために、反抗的な言葉を思わず言って
しまったり、逆に全く言葉を交わさなくなるということにもなりかねません。
もちろん様々な要因が積み重なって引きこもりになってはいるのですが、
このように元々の「愛情」も「フィルター」を通ってしまうことで、相手に
伝える時には随分と歪んだ言葉に「変化」してしまうことから、人間関係は
少しずつおかしくなってしまいます。
このような人間関係におけるすれ違いをなくしていくためには、やはりこの
フィルターを外していくことが重要です。
「体」のダイエットはよく取り上げられていますが、このように心について
いる余分なもの(フィルター)を取り除いていくことが、これからの社会では
とても大切なことのように感じています。
「心」のダイエットでスリムになればなるほど、余計な思考は取り除かれ、
より自分らしく素直に感情を表現できたり、また人間関係もよりスムーズに
することも可能となります。
とはいってもこの心のお肉は、無意識のうちに、又は自分では当たり前に
なっており、なかなか自分で気づくということは困難なことでもあります。
なので、自分とは異なる価値観をもった本や人と出会ってみたり、カウンセ
リングのように第三者から心のお肉をみてもらうことも1つの方法だと思います。
人間関係がうまくいかないということは、必ず何かしらの原因が存在します。
心のダイエットをしていくことで、精神的にもメタボ対策?してスッキリして
いきましょう♪
それでは次回もお楽しみに♪