さて、前回はご好評いただいた心理カウンセラーも使う基礎的な心理テク
ニックをお伝えしましたが、今回も引き続き日常でも使える心理テクニック
をお伝えしようと思います。
まず人と会話し、人間関係を築くうえでとても大切なことがあります。
その1つが、「信頼関係」です。
例えば、「最近どうですか?」という何気ない質問でも、質問された
相手によって答えは変わってくるのではないでしょうか。
もし、初対面の人にこの質問をされても、まだ警戒心もあるし一言程度
で無難に返事をするという人が多いと思います。
逆に仲の良い気を許した友人にこの質問をされれば、「いや〜実は・・」
と悩み事や近況など、ついつい話してしまいがちです。
このように、同じ質問でも相手との信頼関係の深さによって、会話の
充実度・内容は大きく変わってきます。
では、相手とその信頼関係を築くための具体的な方法として、前回
「教えてもらう」という方法をお伝えしましたが、
今回は「会話における準備体操」についてお伝えしていきます。
この2つを組み合すことで、より信頼関係を深めることも可能と
なるでしょう。
例えば野球のピッチャーでもそうですが、投げる前は軽いキャッチ
ボールから肩をならしていきます。
そして、体があたたまってきてから、徐々に本腰を入れて投げ始めます。
会話でも同じことが言えて、まずは準備体操の簡単な質問、例えば
YES・NOで答えられるような質問や「良い天気ですね」
「どこから来たんですか?」というような一言程度で答えられる簡単な
質問をしていきます。
そこで、いくらか言葉のキャッチボールをする中で、相手の話している
ときの表情が少しずつ和んだり、質問に対する答えが一言から二言、
三言と増えてきたときが1つの合図とみてよいでしょう。
相手もようやく慣れてきてから、そこで初めて本題の話や聴きたかった
ことなど本格的な話へ入っていけばスムーズに会話は進みます。
前から仲の良い親友やほっておいても1人でよく話す人は別ですが・・
初対面などそれほどまだ親しくない人と話すとき、大事な話をしたい
とき、話下手だと思い込んでいる人と話すときなどこの方法は効果的です。
私も数年間引きこもって家族以外の他人とはほとんど話したことがない
ような子と話すとき、始めはひたすらこの簡単なキャッチボールを繰り
返すことで、相手の凝り固まった肩を徐々にほぐしていきます。
ある実験で、人は会った回数に比例して、会えば会うほどその人との
親密感も増していくというデータがありましたが、会話においても同じ
ことが言えて、1つの出会いの中で会話のキャッチボールを交わした
回数が多いほど、相手との距離は徐々に近づいていきます。
自分ではあまり話すことが得意ではないと思い込んでいる人でも、
この2つの方法、簡単なキャッチボールでほぐしてあげ、そして
「教えてもらう」ことで自信をもってもらうことで、普段と比べて
色々な話をしてくれることもあります。
あと、なかなか初対面の人とは話が続かない・・という人も多いかと
思いますが、この準備のためのキャッチボールをただするのではなく、
素直に疑問に思ったことをその都度拾って聞いてみる・教えてもらう
ことで、会話をひろげることもできます。
あまり聞きすぎると失礼になるかもしれませんが、ほどほどの質問で
あなたに対して興味を持っています、ということを伝えることが
できれば、承認欲求を満たされ相手は悪い気はしませんので、比較的
信頼関係は早い段階で築くこともできるでしょう。
自分が話をしなければと必要以上にプレッシャーをかけるとかえって
話題はでてきませんが、相手から引き出す、話してもらうようにすれば
気分的にも楽ですし、うまくいけば相手を良い気分にすることもできます。
あえてイメージをもつためにお手本をあげるとすれば、スナックや
クラブなどのママが良いお手本になるのではないでしょうか^^
この簡単な「言葉のキャッチボール」と「教えてもらう」という2つの
方法を使うだけでも会話の内容は随分変わってくると思うので、
一度お試しください。